| うんちくの1.シンデレラのガラスの靴 | |
| おうじさまは、がらすのくつをてにとって・・・ | |
| ゴン、何してんだよ? | |
| あ、キルア。今ね、絵本読んでたんだ。 | |
| 絵本?! ダッセー、お前いくつだよ〜?そんなの幼稚園児が読むもんだろ? | |
| んでも、結構面白いよ? | |
| お、シンデレラか。確か、意地悪な継母にも負けず、カボチャの馬車に乗って城に乗り込み、 ガラスの靴がきっかけで王子様と結婚するサクセス・ストーリーだな。 |
|
| ガラスの靴かぁ・・・。俺、そんなの見たことないや。 | |
| 当然だな。なぜなら、そもそもシンデレラの履いていた靴は、原典では毛皮の靴なのだよ。 しかし、毛皮を意味するフランス語「ヴェール(vail)」が、いつの間にかガラスを意味する 「ヴェール(verre)」と書き間違えられて、現在に至っているのだ。 |
|
| へ、へぇ・・・。 | |
| そもそも、ガラス製の靴など、全く実用的ではないではないか。装飾としても価値がないだろう。 | |
| だよな。足が透けてダセェしー、しかも油足だったりしたらさぁ、べたべた〜って | |
| えっ、そうなの? | |
| い、いやそれはどうだろうか・・・ | |
| じゃあさ、試してみようゼ! | |
| なんだお前、ガラスの靴なんて持ってんのかよ? | |
| ねぇよ。だからこれから探す!おいゴン、どっちが先に探すか競争だ! | |
| よーし、負けないからねっ!ヨーイ、ドン! | |
| ・・・行ってしまった。それにしても、試すとは。もしや、彼らは油足なのだろうか? | |
| お前ってホント、くだらねーことばっかり気にするよな。 | |
| ポイント:東→束 みたいな間違いは、いつの世にもあるのだよ。 | |